人に言いにくい「だめ」「いやだ」を伝えたいときにすべき方法

2017. 02. 03

「だめ」や「いやだ」という単語は、時に相手に羞恥心や抵抗感を抱かせることがあります。

それだけでなく、相手の抵抗や反発を誘う単語でもあります。

「だめ」という言葉は時に誤って使われることがあります。特に幼い子供たちを相手にする場合にはなおさら。そうなるとあなたの「だめ」という言葉は力と信頼性を失い、子供たちはその言葉を無視したり、意味はない言葉だと考えるようになります。

 

「だめ」とは非常に強力な単語です。

そのため意図的に回数を減らして使用する必要があります。「だめ」と伝えたい場合でも、時には違う単語を使用する方が良い時もあります。場合によっては「だめ」と口に出さなくても効果的に「だめ」だと伝えることもできます。

 

東アジアの人々は相手に羞恥心を与えず世間体を守るために、「だめ」という単語を使わずに「だめ」を伝える方法を探そうとします。しかし、それは東アジア文化圏の人々が「だめ」という単語を使わないというわけではありません。遠まわしに伝えたり、間接的な伝達手段で伝えたりしているだけです。このためその文化に慣れていない人々は混同してしまうことが多いのです。

 

とある人が体験した話を紹介しましょう。

彼が、アメリカの自動車会社と働いた時でした。その時、その会社の経営者が取引先を訪問するというので同行をしました。当時アメリカの会社は、自動車会社の持ち株を10%所有しており、その経営者は取引先に自身の会社の持ち分を50%に増やしたいと提案しました。

この提案に、取引先は「完全に不可能なことではない」という表現で答えました。経営者はこの答えを「不可能でないといことはつまり可能である」と考えたのです。そのため彼はアメリカに戻ると、持分の拡大交渉のために最高幹部を集めたチームを作りました。

そのチームは2週間にわたって現地にきましたが、予定していた全てのミーティングは明確な説明なしに延期され、時間を浪費するばかりでした。

結局、取引先のマネージャーが「完全に不可能なことではない」ということはつまり「私の目の黒いうちは不可能だ(英語で言うOver my dead body.)」ということを遠回しに表現しているのだとこっそりと教えてあげたのでした。

 

あなたはこの話を聞いてどう思ったでしょうか?

覚えておかなければならない点は「だめ」という言葉を口にしない場合でも、その意図は明確かつ強力に伝える必要があるということです。

「だめ」という言葉は確かに言いにくいかもしれません。それでも相手に伝えるべき言葉はきちんと自分の言葉で伝えることが大事です。